木の優しさに包まれる家

2016年05月31日

平安の時代から続く歴史ある町に、代々続くご家族のお住まいが完成いたしました。
板塀や、ご先祖より引き継ぐ「蔵」とも良く馴染むたたずまいです。

玄関を入ると、正面の引き戸の先に、坪庭があります。ご主人様のお気に入りで、姫シャラや、四国伊予の青石の清々しい立ち姿、かわいらしい伽羅蕗の佇まい等々、ご来訪者の心に染み入るものと思います。


玄関から奥への廊下には、木目が美しく、肌触りが気持ちのよい、シロマツを張り、取手まで木製で仕上げた杉やヒバ材の建具、杉根杢の格天井、白い肌が美しい吉野桧の柱・・・お住まいされる奥様は、ダイニングから寝室へ向かう際に通る、この廊下がとても好きだとおっしゃっておりました。


和のスペースは二か所設けられました。

一か所はお婆様の寝室とご近所の皆さんとの和やかな喫茶室です。このお茶室、気楽にお使いいただけるのですが、少し、天井に工夫を凝らし、茶室風の趣を加えてみました。

和のスペースのもう一ヵ所は、8帖の和室と6帖の居間。6帖の居間はリビング、ダイニングと直接つながり、日常的には引き込み戸の広い開口で、一体の大空間をなしております。

キッチンは、この空間を見通せる中心にあります。
お母様、奥様がこの家の中心におられることが、幸せの一つでもあります。


お二人とも料理が大好きで、IHのキッチンの他、下流しと呼ばれる、小ぶりのキッチンも広めの勝手口に設えました。
趣味を兼ねた畑の野菜のあれこれを下処理するスペースです。


こちらのお住まいは、平成28年秋発行のsumica(新潟日報社刊)に掲載される予定です。

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